鳥取県の端っこで、もう関西兵庫県に近いとある街…。観光地として有名な鳥取砂丘を兵庫側に少し走ったところに、観光客のほとんどが目もくれない岩美町という小さな町があります。
そこにある、鳥取県最西端の道の駅”きなんせ岩美”。関西圏から来た観光客が帰りにちょっと寄ってみようか…くらいの軽ーい立地の道の駅ですが、ここが実はとてもいい所です。
入口でカニ像がお出迎え。
冬は多分カニ一色になるのでしょうけれど、個人的にカニにあんまり興味がないのでこれはスルー。
中に入ると…またお前か!控えめに言って最高です\(^o^)/
そう、ここは鳥取県の神スーパーの一つ、マルワグループが入っている鳥取魚介の聖地と化していました。
カニなんかなくてもマルワは最高!新鮮な海の幸がこれでもかとズラリ並んでいます。
4月であればカニはオフシーズンですが、底引き網漁期には合致するのでまだまだ底物の魚介が置かれています。その中でも…
キミに決めた!
ここでこの時期、より最高なのはエテカレイの干物です。
ごつくてでかいエテカレイ(ソウハチガレイ)の干物480円。一尾240円とかなーりお得。
干物なんて地味だなーと思ったあなた。エテカレイの干物は日本海側ならどこでもあるでしょと思ったあなた…それは違います。
居酒屋でついついホッケを頼んでしまうタイプの呑兵衛ならば、鳥取マルワのエテカレイ干しは超オススメです。
家に持って帰って焼くと…ホッケに負けない量の脂がジュクジュクと出てきてなんか勝手に揚げ焼きになってないか?
脂滴りヌレヌレテラテラになったR18級エテカレイ。別段何も特別なことはせず、ただ焼いただけですが…
当然臭みは皆無で、ただただ濃いカレイの風味が漂う上品な白身に脂がブシャーで濃厚すぎてむせる!
赤魚やホッケの干物に負けないどころか、これぞエテカレイと言わしめる美味。
干物にしてはかなり水分が残っているものの、それが逆にホワホワの白身を増幅させており、舌の上で脂と混ざって噛まずともサラサラ溶けていく。
そして、意外と強い皮と皮下の脂身に、濃縮されたエテカレイの攻撃力が蓄えられ…何者にも変えられないエテカレイ干し独特の味わいを炸裂させます。
一枚あったら一升呑めるレベル。
もちろん米にも合うので、酒飲まない人でも飯を爆食いしてしまうでしょう。
これ…居酒屋で出ませんか?
こんな脂メラメラの劇物を一尾240円で売りまくる、道の駅きなんせ岩美とマルワグループ。
地理的には何もないと思われがちですが、旨いものをお土産にしたくばむしろ岩美町に行くべき!な場所でした。
スルーするには旨すぎる。
ちなみに、エテカレイは漁期の関係で5月末~9月未明までいませんが、俺達のマルワグループなら夏だって旨いものを食わせてくれる!
そんな道の駅です。近隣に来られたかたは、是非一度立ち寄ってみて下さい。
道の駅 きなんせ岩美
0コメント