飲んだ翌日のラーメンが辛くなったのは…そう、20代後半から。
〆にとてもいいラーメンですが、いつしか朝からラーメンを食べられなくなった齢30代の草食系なワタクシ。萩市の土曜日はどこの居酒屋もいっぱいで、色々と宿題を残してしまいましたが…
飲んだ後に食べるのは、萩のソウルフード”どんどんのうどん”。
どんどんとはお店の屋号で、萩市を中心に展開する古い地場チェーンのうどん屋さんのようです。今では近隣の中国地方と、なんと東京都にも展開している様子。
本店はやはり萩市にあり、なんとワタクシが宿泊した宿から徒歩圏内ということもあり、朝に美味しいうどんを求めてぶらりと入ってみました。
お店はこぢんまりとしており、どこにでもあるといえばあるような…ちょっと可愛らしい出で立ち。
モーニングメニューが格安で、職場に出かける前の人にも二日酔いの呑助にも優しい価格設定です。
中もこぢんまりとしていますが、結構忙しくしている様子。
地元ではやはり超人気店のようで、横に座ったお兄ちゃんたちも旨い旨いと食べていました。
注文後すぐにやってくるかやくうどん。
ネギはすり鉢にこんもり入って取り放題です。かやくうどんってなんだろ…と思って頼んでみましたが、魚の練り物が乗っかっていました。
これがね…本当に独特で美味しいんです。
口コミでは、県外の人にコシがないと言われる…というものを読みましたが、これをコシがないうどんというのは違う。どちらかと言うと九州系のうどんの流れを汲むものではないかと思う。
外はふわふわツルツルで柔らかいですが、芯に上品な白玉のような、柔らかく優しく、しかしモチモチと押し返してくる食感がありとても美味しい!この弾力は、荒々しくキュムキュムした讃岐うどんとは別種のものであり、当然クタクタにしただけのうどんとは明らかに一線を画するもの。
なんとも表現に困る食感ですが、この歯ごたえは食べていてなんか安心感がある滋味のようなクセがあります。
そんな優しい麺に甘い出汁。これがもう最高です。
ちなみに、かやくうどんはプレーンな味わいですが、肉うどんになると…肉の甘辛い出汁が合わさり超絶品になります。
どちらが好きかは好みの問題ですが、肉うどんはさらに甘辛さが足されつつも優しさを残す絶妙な味わいで、これもオススメです。
麺類を愛する萩市民の心を掴んで離さない、優しい味わいの”どんどんのうどん”。全国で少しづつですが、愛好している人も増えているのか、ちょこちょこと店舗数を増やしているようです。
風変わりで、確かに一般には主流ではないうどんですが、これはとても美味しい。
ちなみに総店舗数は32店舗あり、中国山陰地方や東京に引っ越していった萩市民の皆さんが楽しんでいらっしゃるのかもしれません。こんな美味しいもの、地元民だけ食べているのはもったいない!というわけで、ワタクシ今度広島にある店舗にも行ってみようと思います\(^o^)/
どんどん うどん本店(萩市唐樋店)↓
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