【広島県安芸高田市】ディープな食材まで揃うおもしろ産直市

以前コジョウカラについて記事を書きました。山の近くでは食べ物が手に入りにくいゆえの食文化が残っている…と書きましたが、


今や大量高速輸送時代。


広島県山県郡やその隣の安芸高田市は、地理的に島根県と広島県のちょうど真ん中くらいにあるため、今や瀬戸内海の旨いものから日本海の旨いものまで海産物が並びます。北広島町のスーパーマーケットでは、山の中なのに時期になるとサバの刺し身まで売っている。もちろん肉や卵、野菜は山側の守備範囲なので、新鮮で美味しいものが入手できます。


もはや北広島町や安芸高田市は、肉・魚・野菜全てがとても美味しい”隠れ美食の町”になってしまったのかもしれません(笑)


もちろん人口が少ない地域なので、お店の数は決して多くありませんが、そんな地域の安芸高田市八千代町にある産直市は予想以上に面白かった。




今まで産直市って、道の駅以下で牧歌的な、旅行者に面白くはないところで、どちらかというと地域の人のお買い物どころだと思っていました。


しかし、そんなネガティブイメージを完全に消し去るくらい八千代産直市場はすんごいです。

店舗の中に入ると、もちろん山間部の産直市らしく新鮮な野菜が並びます。普通のスーパーマーケットでは手に入りにくいエシャレットなどの変わった野菜まで置いてあるのがとても便利。

奥の方に行くと鮮魚コーナーがあります。驚いたのが、魚がやたら豊富で新鮮な点。

日本海側で穫れるアンキモと一緒に、瀬戸内海の魚が並んでいる光景。日本海の旨いもん代表がアンキモなら、瀬戸内海からはこの選手の登場です。

山の中で生きたままパックされているヨナキガイ。ちゃんと広島県産。まさかこんなところで見るとは思いもしなかった。


さらに、北広島町〜安芸高田市で多く見かけるシカですが、こちらも精肉されてジビエコーナーに並びます。

この近辺のシカ被害はまぁまぁ深刻なので、街全体でジビエを推進し始めたようです。イノシシは少しお高めですが、シカはなかなかリーズナブル。

ジビエを食べるのはどうも人間だけじゃないようで、犬用のもみじ肉も売られています。こちらが優秀なイキルを量産するコーナー。

もみじ肉を食べ鹿の角で遊ばせていると、なかなか立派な猟犬になりそうな予感。元気いっぱいで精悍なワンコに育ってほしい飼い主にとてもオススメです。


他にも、地酒や米などがいっぱいで、さらに店外に軒を連ねるお店ではシカバーガーなども出しているそうです。


なんかこう、道の駅より面白いんじゃないでしょうか\(^o^)/




今まであまり行かなかった産直市ですが、八千代産直市はとても面白い場所です。地域の人の買い物どころとしてもとても良い場所だと思いますが、ふらっと立ち寄ってもいい場所だと思います。


ちなみに、写真には収めていませんが…もちろん田舎弁当や地場のお店のお惣菜やお菓子などもあり、旅の途中にちょっと小腹が…という場面でも対応できます。


今回は買い物だけして帰りましたが、次はシカバーガーに挑戦したいと思います\(^o^)/




八千代産直市場↓

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